リボディ通信
頭痛治療家による健康情報を配信中! 主に健康に関することを、頭痛治療家・整体師目線で発信しています。生活習慣で気をつけるべきちょっとしたポイント、簡単な運動方法、巷で話題になった症状やダイエットなど。ぜひご覧ください。
「頭痛がすると首の後ろまで重くなる」
「美容院などで首が硬いと言われる」
「後頭部を押すと痛い」
頭痛に悩んでいる方をみていると、首の後ろ、特に頭と首の境目が硬くなっているケースがあります。
なぜ首の後ろと頭痛が関係するのでしょうか?
ポイントになるのが「後頭下筋群」「大後頭神経」、そして首と頭の感覚が集まる神経の仕組みです。
■ 頭と首の境目にある「後頭下筋群」
後頭部のすぐ下には、後頭下筋群と呼ばれる小さな筋肉があります。
これらの筋肉は、頭を支えたり、顔の向きを細かく調節したりする役割があります。
特に現代では、パソコンやスマートフォンを見る時間が長くなり、頭が体より前へ出た姿勢になりがちです。
成人の頭は約4~6kgあるため、頭が前へ出た状態では、それを支える首の後ろ側に持続的な負担がかかります。
その結果、後頭下筋群などが緊張し、「首の付け根が硬い」「後頭部が重い」と感じることがあります。
■ 首の後ろには「大後頭神経」が通っています
さらに首の後ろには、大後頭神経という神経が走っています。
大後頭神経は主に第2頸神経から分かれ、首の後ろから頭皮に向かって走り、後頭部の感覚を伝えています。
周囲の筋肉や組織から刺激を受けると、後頭部に痛みや違和感を感じる場合があります。
特に「後頭部から頭頂部へ向かって痛む」「ピリッ、ズキッとした痛みが走る」といった症状では、後頭神経痛など別の頭痛との鑑別も必要です。
■ なぜ「首の問題」を頭痛として感じるの?
ここが非常に重要です。
首の上部から伝わる感覚と、顔や頭の感覚を伝える三叉神経からの情報は、脳幹から上位頸髄にかけての「三叉神経頸髄複合体」と呼ばれる領域で密接に関係しています。
そのため、首から入ってきた痛みの情報を、脳が「頭の痛み」として感じることがあります。
これを関連痛といいます。
つまり「頭が痛い=頭だけに原因がある」とは限らず、上位頸椎やその周囲の筋肉・関節からの刺激が頭痛に関係するケースもあるのです。
■ ただし「首が硬いから片頭痛になる」とは限りません
片頭痛は三叉神経を中心とした神経系が関係する疾患で、単純に「首の筋肉が硬いから起こる頭痛」ではありません。
また、片頭痛の発作に伴って首の痛みやこりを感じる方もいます。
つまり、「首が硬い→頭痛」 という一方向だけではなく、
「頭痛の影響→首がつらく感じる」場合もあるということです。
そのため、頭痛の種類を考えずに「首を揉めば大丈夫」と判断するのはおすすめできません。
■ 首の後ろを硬くしないために
まず見直したいのが、長時間同じ姿勢を続けないことです。
30~60分を目安に一度姿勢を変える、スマートフォンをできるだけ顔の高さに近づける、肩の力を抜いてゆっくり呼吸するなど、小さな工夫を続けてみましょう。
強く揉んだり無理に首を伸ばしたりするより、首に負担が集中する生活そのものを見直すことが大切です。
当院では、頭痛がある場所だけでなく、首の上部や背骨の動き、姿勢、呼吸などを確認しながら、どこに負担が集中しているのかを丁寧にみていきます。
「頭痛と一緒に首の後ろがいつも硬くなる」
「マッサージをしてもすぐ元に戻ってしまう」
そんな方は、一度首への負担のかかり方から見直してみませんか?
繰り返す頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせの公式LINEはこちら
https://lin.ee/p8gDPh8