リボディ通信
頭痛治療家による健康情報を配信中! 主に健康に関することを、頭痛治療家・整体師目線で発信しています。生活習慣で気をつけるべきちょっとしたポイント、簡単な運動方法、巷で話題になった症状やダイエットなど。ぜひご覧ください。
「寒くなると頭痛が増える」
「首元が冷えると、首や肩までガチガチになる」
「朝起きると後頭部が重い」
秋も深まって気温が下がってくると、このような不調を感じる方がいます。
「冷えると血流が悪くなるから」と説明されることもありますが、実際にはそれだけではありません。
ポイントになるのが、寒さに対する体の防御反応と首周囲の筋肉・神経です。
■ 寒さを感じると体は熱を逃がさないようにする
私たちの体は、外気温が下がっても深部体温を一定の範囲に保とうとします。
寒さを感じると自律神経の働きによって皮膚の血管が収縮し、体表面から熱が逃げるのを抑えます。
さらに寒い場所では、無意識に肩をすくめたり、首を縮めたりすることがあります。
これは体を小さくして寒さから身を守ろうとする自然な反応ですが、長時間続けば首や肩の筋肉に負担がかかります。
■ 特に負担がかかりやすい「頭と首の境目」
首の後ろには、頭を支える後頭下筋群や僧帽筋、肩甲挙筋などがあります。
寒さで肩をすくめた状態に、
・デスクワーク
・スマートフォン
・長時間の運転
・猫背や前かがみ姿勢
などが加わると、これらの筋肉が休みにくくなります。
特に頭と首の境目にある後頭下筋群は、頭の位置を細かく調節する筋肉です。
頭が前へ出た姿勢で長時間過ごせば、ただでさえ負担がかかるところへ寒さによる筋緊張が加わることになります。
■ なぜ首の緊張が「頭痛」につながるの?
ここには神経の仕組みが関係しています。
首の上部から伝わる感覚情報と、顔や頭の感覚を伝える三叉神経の情報は、脳幹から上位頸髄にある「三叉神経頸髄複合体」という領域で密接に関係しています。
そのため、首の筋肉や関節などから繰り返し刺激が入ると、その痛みを後頭部や側頭部など「頭の痛み」として感じる場合があります。
つまり、寒い時期の頭痛は単純に「冷えて血流が悪くなった」というだけではなく、寒さによる姿勢の変化や首への負担、神経系など複数の要素を考える必要があります。
■ 片頭痛の場合は「温めればよい」とも限りません
注意したいのが片頭痛です。
片頭痛は首の筋肉だけが原因で起こるものではなく、三叉神経を中心とした神経系が関係しています。
また、片頭痛の発作中は入浴や運動などで症状が強くなる方もいます。
そのため「頭痛=首を温めれば大丈夫」と一括りにするのではなく、自分の頭痛のタイプや状態に合わせることが大切です。
■ 11月からは「首を冷やさない工夫」を
寒い日はマフラーやネックウォーマーなどを活用し、首元を冷たい風にさらし続けないようにしましょう。
さらに、
・肩をすくめていないか時々確認する
・30~60分に一度姿勢を変える
・軽く肩や背中を動かす
・スマホを見る位置を低くしすぎない
といった工夫もおすすめです。
大切なのは、首をただ温めることではなく、首に負担が集中し続ける状態を減らすことです。
当院では、頭痛がある場所だけでなく、首・肩・背骨の動きや姿勢などを確認し、日常生活でどこに負担が集中しているのかを丁寧にみていきます。
「寒くなると毎年頭痛が増える」
「首の付け根が硬くなると頭まで痛くなる」
そんな方は、冬本番を迎える前に首への負担を一度見直してみませんか?
繰り返す頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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